2013/06/11
11、第0線と一眼のカオス ~辺眼~
1、一眼の作り方
もし、辺で一眼を作る際に
手数を減らすために、
一眼7子の内の一部の石を、第0線虚石で代用しようとするならば、
赤で囲った3子を代行してもらうか、緑の2子を代行か、の二通りの代行の試みが考えられます。
赤を選べば緑より1子多く節約できそうですが、
実は早い話、残念ながら
第0線虚石には赤の部分は務まりません。
こんな風に、このままでは欠け目になります。
前回の記事で
第0線虚石の持つ機能は
と書きましたが、実はもう一つありました。(後で気づきました。)
- 第一線の石の呼吸点を潰す機能です。
一眼の形は何のためかと言えば、相手の打てない箇所を作るためで
相手の石を打てなくするために 呼吸点となる場所をあらかじめ潰すという役割を、ふち石、そこ石、ふた石
が担うわけですが、
先ほども書いたように
第0線虚石には呼吸点を潰す機能があるので、これらの石の代行は出来るのです。
ですが、呼吸点を潰すための4子同士を繋ぎとめる役割の、蝶番石やかど石と同じ機能は、第0線虚石は
持っていません。
なので、赤の3子の代行は失敗に終わります。
それならば
一方で
緑はどうでしょう。
ですが、これも
蝶番石(石同士を繋げる機能が要求される)が含まれてる。
ので 代行不可能・・・
と思いきや 緑の方は成功します。
何が起きてるかと言いますと
眼を潰す役割の一子を代行してもらったことで、それを繋げるために必要だった一子(蝶番)もそもそも要らなくなったので 合計で 2子が浮くというマジック。
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