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テスト投稿9、二眼づくり4 ~10子型~
2013/06/08

8、着手禁止点と一眼

1、一眼の作り方


今まで 実石だけでの二眼作りをやってきました。
出てきた二眼の種類 ・多子型
 ・14子型
 ・共有結合型
  ┣13子型
  ┣12子型
  ┗11子型

実は、もう一つ型があり、二眼は全部で4種類あります。

4種類目の二眼は実石だけでなく「虚石」も活用します。
次回の記事でやる予定です。でもその前に
虚石を使った二眼作りをするにあたって、ここで
一眼についてもっと深く掘り下げたいと思います。


着手禁止点の作り方

着手禁止点の定義は、打った後に呼吸点を一つも確保できない点だとして
呼吸点の数
※の位置に 相手にとっての着手禁止点を作りたいのならば1~4の呼吸点を
自分の石で埋めてやればいい。
4子


この白石は、仮に※に黒に打たれる場合に黒の呼吸点となる点を
事前に潰す働きをしていると言える。この4子があることで黒はいきなり※には打つことができない。


アタリ
だから黒が※にどうしても打ちたいのならば外から白の石のダメを詰めていくことになる。
コウも回避するならば黒はこんな感じに二子同時にアテます。
こうすると 黒は※に置けるようになります。

今度はそれの対策をしなければいけません。
 相手の妨害から4子を守る石が必要になります。
補強
一番シンプルな方法が
灰色の3子によって石同士を繋げて補強することです。これで4子が全部つながるので、全体を囲われでもしない限り※を相手にとっての着手禁止点のままにできます。

 よく見るとこれは一眼の形ですね。つまり一眼の目的は
着手禁止点を作ることなのです。これが二つ合体すればアテルことが不可能になる、つまり死なない形になるので 囲碁では二眼確保をかけての戦いが起きるのです。

そういう観点で見ると、一眼の各石の具体的な役割が明確に見えてきます。

一眼作りで求められる各石の役割ふた石  呼吸点を事前に潰す・置いた場所に相手の石を置けなくする

ふち石  呼吸点を事前に潰す・置いた場所に相手の石を置けなくする

そこ石  呼吸点を事前に潰す・置いた場所に相手の石を置けなくする

蝶番石  呼吸点を潰すための石同士を繋げる・置いた場所に相手の石を置けなくする

かど石  呼吸点を潰すための石同士を繋げる・置いた場所に相手の石を置けなくする

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